ローラーに指を挟まれた、プレス機に指を挟まれた、チェンソーで指を切ってしまった等、仕事中に、指を切断してしまう事故が起きた場合、原則として「労災事故」にあたると考えられます。すぐに手術で指がくっつけば良いのですが、そのまま失ってしまうケースもあります。
その場合、「後遺障害」に認定を受けることができます。以下は、どのような状態になれば、後遺障害のどの等級にあたるかをまとめたものです。
障害等級 後遺障害の内容
第3級 両手の指全部の喪失
第4級 両手の指全部の用廃
第6級 片手の指全部、または親指を含む指4本の喪失
第7級 片手の親指を含む指3本、または親指を除く指4本の喪失、片手の指全部、または親指を含む指4本の用廃
第8級 片手の親指を含む指2本、または親指を除く指3本の喪失、片手の親指を含む指3本、または親指を除く指4本の用廃
第9級 片手の親指、または親指を除く指2本の喪失、片手の親指を含む指2本、または親指を除く指3本の用廃
第10級 片手の親指、または親指を除く指2本の用廃
第11級 片手の人差し指、中指またはくすり指の喪失
第12級 片手の小指の喪失、片手の人差し指、中指またはくすり指の用廃
第13級 片手の小指の用廃、片手の親指の指骨の一部喪失
第14級 片手の親指以外の指の指骨の一部喪失、片手の親指以外の指の遠位指節間関節の屈伸ができない場合
該当した等級に応じて、労災保険からお金が支払われます。
ところで、労災保険からの給付は、比較的スムーズに申請できるケースが多いですが、
「会社に対する損害賠償」は、自ら動く必要があります。黙っていても、会社からは何の補償も得られないケースがほとんどです。
流れについてはマンガを作成しましたのでご参照ください。
また、すべてのケースで会社に損害賠償を求められるわけではありません。
会社に「安全配慮義務違反」がなければいけません。これを見つけたり主張するには、弁護士の力がいるでしょう。
当事務所では労災事故を専門的に扱うチームを編成していますので、労災事故にあった方は一度ご相談ください。
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